こども

保育ロボット「VEVO」とは?その特徴や価格、メリット・デメリットも徹底考察してみた。

最近メディアで取りあげられている保育ロボット「VEVO」をご存じですか?とっても可愛らしいクマ型のロボットなんです。

「ロボット保育?ちょっと不安」「ロボットじゃ冷たい感じがする・・」などといった心配な意見もあるかもしれません。わたしも詳細を知るまではそう感じていた一人です。

しかし現実問題、現在の保育事情には保育士不足の深刻化や待機児童増加などがあります。保育ロボットの普及によってこれからの保育が変わるかもしれません。

そこでVEVOとはどんなロボットなのか詳しくご紹介したいと思います。さっそくみていきましょう。

次世代保育ロボット「VEVO」とは?

「VEVO」は、こどもたちの安全と成長を見守るために開発されたクマ型ロボットです。身長は70cm、こども達に親しみやすい大きさでダンスをしたりこども達一人ひとりにお話ができます。

保育業務支援システム(CCS+pro)と連動しているのが特徴で、こども達一人ひとりの情報を把握することが可能です。現在は実証実験中でグローバルブリッヂホールディングス直営の保育園7施設と、東京・大阪オフィスの計10カ所で行っています。

次世代保育ロボット「VEVO」の大きな3つの特徴!

主に備わっている機能をまとめてご紹介します。

1. 登降園管理

くまの顔をしたICチップ入りのキーホルダーをVEVOにかざすことで登園や退園の記録を自動的に行います。こども達だけではなく保育士の管理も一緒にできることでタイムカードが不要になります。延長保育などの金額の計算もできます。

2. 検温機能

VEVOに近づくとサーモグラフィーが計測し自動的に記録されます。「〇〇ちゃんおはよう!今日も元気に遊ぼう」などとお話もしてくれます。

3. お昼寝チェック

センサーでこども達の状態をチェックし結果を自動的に記録します。VEVOセンサーをこども達のパンツやおむつに付けたり、センサー付きのお昼寝パッドに寝かせることでチェックします。

VEVOセンサー機能としては、

  • こども達一人ひとりの寝ている体の向き
  • 何かしら(うつ伏せ寝など)の異常察知でアラート表示
  • 温度変化
  • 呼吸数
  • 午睡チェック結果を自動作成

これらの午睡チェックをサポートしてくれます。保育業務支援システムの情報は保育士が使用するタブレッドで確認ができます。

多くの保育士さんはお昼寝の時間に事務業務行を行っています。VEVOがこども達の見守りを行ってくれることで保育士さんの負担軽減につながります。

現在どの保育施設でも保育士がこども達の午睡チェックを行っており、「0歳児は5分に1回」「1歳〜2歳は10分に1回」と保育士の負担はとても大きいのが現状です。

また保育施設で発生している死亡事故の多くは睡眠中に多く、平成29年度の内閣府の事故報告集計によると8件の死亡事故の内5件が睡眠中に起こっています。

参考:内閣府「「平成29 年教育・保育施設等における事故報告集計」の公表及び事故防止対策について」

こういったチェックを行う中でも睡眠中の事故が起こるというのは非常に残念です。

VEVOセンサーの導入によって10秒に1回こども達の健康管理を行うことができ、センサーと保育士のダブルチェックができるというのは安心にもつながります。

筆者の声

先日、朝の情報番組でVEVOを導入している保育施設の紹介をしていました。5分置きの午睡チェックを行う姿を目にし保育士さんの負担軽減ができるVEVOこそが救世主だと思いました。

近い将来VEVOによってSIDSの原因特定や有効な予防策が見つかることに期待したいですね。

保活に役立つ!ママさんにおすすめの保活アプリ6選!その便利な機能を徹底解説!保活と言えば情報収集が命!たくさんの情報をもっと簡単に知りたいと思ったことありませんか? 実際に保活を始めているママさんの多くは、...
保育所に多い死亡事故の原因と「保活」で失敗しないための5ポイント! 子育てをしながら職場復帰を考えてるママさんたちには不安がいっぱい。自分の仕事のことはもちろんですが、その前にまずは安心して子供を...

次世代保育ロボット「VEVO」の価格・料金は?

気になりメーカーに問合せてみましたが、残念ながら今のところ一般向けに公表予定はないそうです。一般回答としての問合せでしたが、導入を検討されている施設関係者の方は一度問い合わせてみてください。

VEVOを導入にかかるコスト
  • 保育業務支援システム(CCS+pro)の導入(補助金制度対象)
  • 毎月の運用費用として1.3万〜3.6万(契約期間によって異なる)
  • VEVOセンサー購入(補助金制度対象)

市町村によって細かな内容や対象は異なるため導入希望の場合は確認しましょう。

次世代保育ロボット「VEVO」導入のメリット・デメリット

VEVO導入におけるメリット

正確な情報共有が可能になる

こども達一人ひとりの情報をVEVOが正確に蓄積することで保育士と保護者間で今以上に正確な情報共有が可能になります。

退園時にこども達の1日の様子やお昼に何を食べたのかを伝えます。働くママにとっては夕飯のメニューの参考になりますね。

人の目とVEVOによる見守り強化

VEVOは頭脳的にとても優れています。すべてをシステム化するのではなく人の目と使い分けることでより質の高い保育が目指せます。また保育士とVEVOのダブルチェックによってこども達の安全を守ります。

保育士のミスや負担の軽減

保育士の仕事は多岐にわたります。こども達を保育するのが主ですが登園や退園時の対応、園だよりの作成や行事の計画実施。またイベントを通して地域社会との連携を図るのも仕事です。

これらの一部をVEVOがサポートしてくれることによって保育士の負担軽減が可能になり、VEVOの管理する正確な情報によりミスの軽減につながります。

人件費の節約

経営側にとっては人件費がかからないというのは非常に大きなメリットです。すでにVEVOを導入している保育施設で年間350万の削減結果が出ています。

VEVOの考えうるデメリット

  • 歩くことができない(一緒に散歩をしたり一緒に遊ぶことやお世話ができない)
  • こどもに何かあっても駆けつけて抱きあげることができない
  • こどもの表情を読みとることができない
  • こどもの些細な変化に気付き対応できない

デメリットというよりは、やはり人間ではないだけにこういった些細なケアに関してはまだまだ難しいでしょう。しかしこれからテクノロジーの進歩とともに改善されていくところでしょうから、これからに期待したいですね。

まとめ

保育ロボットVEVOについてお話してきましたが、いかがでしたか?

VEVOの利便性やメリットについては十分伝わったかと思いますが、実際の現場となると人との関わりもこれからの課題になってくるように思います。

人の温かみやこどもに寄り添いこどもの目線でコミュニケーションをとるということは、やはりまだまだ人間だけが可能な点なのかもしれません。賛否両論の意見があると思いますが参考にして頂けると嬉しいです。