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保育所に多い死亡事故の原因と「保活」で失敗しないための5ポイント!

  • 子供を預けて外で働きたい
  • 安心して子供を預かってくれるところを探したい
  • ニュースで保育所での死亡ニュースを聞くたびに心配になる

子育てをしながら職場復帰を考えてるママさんたちには不安がいっぱい。自分の仕事のことはもちろんですが、その前にまずは安心して子供を預けられる場所を見つける必要があります。

ここでは、お母さんたちが安心して働くことができるように、保育園で起こる死亡事故の原因や状況・予防対策から安全な保育園選びまで分かりやすくまとめてみました。

少しでも安心して仕事に集中できように、ママたちを応援する情報を提供していきます。

保育所で死亡事故が起こっている?!その原因や予防策を解説

保育所で死亡事故が起こっている?!その原因や予防策を解説

平成29年度には、保育園で8件の死亡事故が発生しています。事故の発生(骨折・やけどなど)は1242件あり、死亡事故の割合は0.6%になっています。

認定こども園・幼稚園・保育所等 放課後児童クラブ 合計 割合
負傷等 872件 362件 1234件 99.4%
うち意識不明 9件 0件 9件 負傷等の0.7%
うち骨折 698件 332件 1030件 負傷等の83.5%
うち火傷 5件 0件 5件 負傷等の0.4%
うちその他 160件 30件 190件 負傷等の15.4%
死亡 8件 0件 8件 0.6%
事故報告件数 880件 362件 1242件 100%

引用:「平成29年教育・保育施設等における事故報告集計集」の公表及び事故防止対策について・内閣府

死亡事故の原因は不明が最も多く発生時は睡眠中でした。その中でも、乳児のうつぶせ寝中の窒息死が高い割合を占めていました。

職員の配置が少なく、寝ている間の様子観察していないことで発見が遅れる現状も見られました。

急な様態悪化が見られ死亡する年齢は、2歳以下が半数以上を占めていました。

死亡事故の原因と現状
  1. 睡眠中に発生(窒息死)
  2. 0~2歳までが半数多く見られる原因不明による様態悪化
  3. 見守り体制が十分行われていないため対処が遅れた

これらの事故を防止するために、国ではガイドラインを作成しています。

  • うつぶせ寝は医師からの指示がない限り、行わないこと
  • 子どもの見守り体制を整え、定期的に子どもの様子を観察し異常時に早期発見・事故の予防をする

など、死亡事故発生の予防対策を行っています。

どこの保育園でも発生するの?死亡事故の発生率が高いところはどこ?

どこの保育園でも発生するの?死亡事故の発生率が高いところはどこ?

先ほどの表を見るとわかるように、「うつぶせ寝」中の死亡事故の発生率は、認可保育園より認可外保育施設での発生率が高くなっています。

平成24年~29年の間に発生した29名の死亡率のうち、23名=約8割が認可外保育施設で起こっていました。

(2018年10月5日付 東京新聞朝刊)
3日午後2時ごろ、東京都練馬区東大泉七の認可外保育施設「若草ベビールーム」で、職員がベッドの上で寝ていた生後6カ月の男児の異変に気づき119番通報した。男児は都内の病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。

警視庁石神井署は窒息死の可能性もあるとみて、死因や経緯を調べている。署によると3日昼すぎ、職員が男児にミルクを与えた後、ベッドに寝かせたという。しばらくして職員が、寝ていた男児の様子がおかしいことに気付き、近くの診療所に連れて行ったという。

出典:練馬の認可外保育で乳児死亡、窒息か 都は「突然死防止」2回指導していた・東京新聞

 

寝返りを始める6ヶ月~、特に睡眠中の0歳児には5分ごとに目を配る必要があります。

認可保育所に対して設置基準が低くなっている認可外保育施設では、見守り管理体制が十分できていない現状が指摘されています。これらの状況から、施設外保育施設にも事故防止の取り組みとしてガイドラインの徹底を指導し、必要時には行政の指導が入っています。

なぜうつぶせ寝がなくならないの?保育士の証言を確認!

なぜうつぶせ寝がなくならないの?保育士の証言を確認!

子どもの命を守るためには、保育の質の良い施設を選ばなくてはいけません。例え行政の指導が入ったとしても、根本的に人員配置の足りないところや見守りができていない施設では同じ事故が発生してしまう恐れがあります。

実際に働いている保育士の先生から、話を聞いてみました。

保育士さんの証言1

子供達のお昼寝の時間におやつの準備をしていて目を離したときに、死亡事故が発生したと言う話を聞いたことがあります。先輩保育士は、泣いている子供をあやしている時に急に他の子が寝返りをしていることに気づきヒヤッとした……と話してくれたことがあります。

保育士さんの証言2

昔は「早く寝かしたいからという保育者の考えや「うつ伏せ寝の方が体に良い」という育児法も流行していた時もあり、うつぶせ寝をさせることもありました。

その後、SIDS(乳児突然死症候群)の予防のためには、うつぶせ寝をしないこと当たり前になっています。乳幼児は体が未熟なので、いつ何時窒息やSIDS(原因不明の病状)になるかわかりません。早期に発見し対処することが大切だと思っています。

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保育園選びで失敗しないための5つのポイント!

保育園選びで失敗しないための5つのポイント!

安全な保育園選びには「保活」が必要です。保育の質は、行政機関が報告書として出していたり情報は手に入りますが、実際に見学して施設や職員をチェックして確めて選んでみましょう。

焦点は「子供の安全・命が守れて、安心して働きに行けるかどうか」に絞りましょう。

1. 見学をさせてくれる施設を選ぶべし!

以前死亡事故があったり、クレームを恐れる施設は当然見学をさせてくれません。必ずまずは見学を申込み、現場に足を運んで自分の目で確認するようにしましょう。

2. 認可保育所か認可外保育施設かを要確認!

人員配置・見守り体制・事故災害マニュアルを徹底しているか。さりげなく具体例を混ぜながら対応状況を聞いてみましょう。

例:「お昼寝の時に、あおむけ寝かどうか心配なのですけれど……。体調の悪い時の見守り体制は、どうなっていますか?」

その他にも、

  • 安全な環境での活動ができるかどうか
  • 危険物は置いていないか
  • 活動スペースは十分か
  • 清潔感

このあたりも合わせてチェックしておきましょう。

3. コミュニケーションの取れる信頼できる職員かどうか

子供を見てくれるのはそこで働く職員さんです。その職員さんがどんな人なのかをじっくり観察することも大切です。人の話を聞かない・態度が悪い・目を見て話さないなど、話ができない施設は利用しない方がよいでしょう。

4. 利用料金が極端に低い・高い施設は確認が必要

認可されている保育所は行政からの補助金が受けられます。それを踏まえて、極端に高いところや逆に安い認可外保育施設には確認をしておいた方がよいでしょう。

5. 保育園の口コミ情報をチェック!

利用している親から直接話を聞くことがベストですが、できない時は口コミ情報などで確認してみましょう。行政機関が出しているチェック報告サイトも確認してみましょう。

まとめ

保活

保育所では死亡事故だけでなく、骨折などの負傷事故も多数発生しています。プールでの事故・食中毒・感染症等々、保育園には命を守らなければならない危険がいっぱいあります。

子どもの体調の悪いときに預けるのは控えることはもちろん、先生方とコミュニケーションをとって自分の子どものことをよく知ってもらうことも大切です。

働く女性が増える中で、たくさんの種類の保育施設が誕生しています。行政も安全な保育環境づくりのために、認可外保育施設への事故報告義務など実施しています。

大切な命を守り、これ以上の悲しいニュースを聞かないためにも、良い保育園選ぶ「保活」を頑張っていきましょう。

もし万が一、重大な事態が起こったときは、1秒でも早い対処が必要です。対処方法をいくつか紹介している、こちらを事前に確認しておくことをおススメします。

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