結局、どれが一番イイの?
でも、人によって目的や環境が違うから一概に「これが一番!」とは言えないんじゃ。
あと、こんな人にはこれが向いてるよ~みたいなさ!みんなもそこが知りたいと思うんだ。
AEDの導入方法としては、購入する、レンタルする、リースする、という大きく3つの方法がありますが、どの方法にもそれぞれメリット・デメリットが存在します。
この記事では、
などについてわかりやすく解説していきたいと思います。
ではさっそく本題に入りましょう。
このページのもくじ
AEDの購入、レンタル、リースのメリット・デメリットを一覧表でまとめてみた

メリット | デメリット | |
一括購入 |
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レンタル |
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リース |
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細かな違いはあるものの、それぞれの最も注目すべき特徴だけを比べれば、おのずとどれを選ぶべきか答えは出るはずじゃからの。
AED「購入」最大のメリット・デメリットとは?

AEDを購入する最大のメリットは、トータル費用が一番安く抑えられるということ。
本体ごと買い取るので、初期費用としてはレンタルやリースよりもかかりますが、AEDの耐用年数である約7年間の維持費も含めたトータルコストを考えると最も安上がりです。
また、地域や施設によってはその自治体や団体が用意している補助金や助成金を活用できるケースもあります。よくある例では、AED購入時の初期費用の1/2を補助金でまかなうことができます。

ただしAED一括購入の場合は自主管理が必要になります。定期的なセルフメンテナンスとしては、
- 消耗品の購入・交換(バッテリー約4年、電極パッド約2年)
- 定期点検(AEDによる自動点検、目視による点検)
こういった手間があります。

逆にレンタルやリースの場合は、料金の中に消耗品の無償交換やリモート点検などメンテナンス費用も含まれているため、長期的には割高になる傾向があります。
もちろん消耗品の購入を入れたとしても、長期間保有することを考えるとトータルコストとしてはレンタルやリースよりもお得です。
いくら費用重視でも、メンテナンスの手間を怠っていざという時機能しなかったら意味ないからの。
あと、もちろん故障や不具合がある場合は、メーカー保証期間内(一般的には5年)ならば無償で修理や交換はしてもらえるから安心じゃ。
AED「レンタル」最大のメリット・デメリットとは?

AEDレンタルの最大のメリットは、初期費用が安く短期的な利用目的に向いているということ。
月々数千円というリーズナブルな価格でレンタルすることができるので、購入に比べて初期費用が断然安く済みます。なので、企業や団体にとっては導入する際に予算がつきやすいというメリットもあります。
また、定期的にメンテナンスの手間が要らないというのも便利な点です。レンタル会社がリモート点検などによって管理してくれたり、消耗品の交換も無償で行ってくれるケースもあります。
ただし、そういった手間も毎月のレンタル料金に上乗せされているということを忘れてはいけません。
AEDレンタルは初期費用がかからないため短期的には安価に思えますが、長期的に保有するとなると購入よりもトータルコストは高くなる傾向にあります。
また、レンタルに関してはまだまだ補助金や助成金の対象外としている自治体がほとんどのため、費用はすべて自己負担になります。
AED「リース」最大のメリット・デメリットとは?

AEDのレンタルはレンタル会社が持っているAEDを私たち顧客に貸し付けますが、リースではリース会社がAEDを買い取って、それを月々いくらという形で私たちに貸し付けてくれます。
AEDのリースにも実は2種類あって、
- ファイナンスリース(初期費用のみをリース)
- メンテナンスリース(初期費用+メンテナンス費もリース)
それぞれでもちろん月額の費用は変わってくるわけですが、一般的にはレンタル同様に購入よりも初期費用が安いこと、そしてそしてレンタルよりも比較的コストが抑えやすい傾向にあるというメリットがあります。
その理由としては、
- 販売会社サイドからすればAED仕入れ代や費用を回収できないリスクがないこと
- 贔屓にしているリース会社に頼むことができれば割引してもらえる可能性があること
などが考えられます。もちろんケースバイケースではありますが、長期的にはレンタルよりもコストを抑えられる可能性は高いでしょう。
ただし、デメリットとしてはまず先ほども挙げた個人での契約はできないこと。そして長期契約が前提であり途中解約ができないこと。
また、契約の段階で与信の審査が入ったり社長の印鑑が必要な場合など、手続きが購入やレンタルに比べて複雑なことなどが挙げられます。
またリースの場合レンタル同様に、いくらリース代金を支払ってもAEDの所有権はリース会社であり自分のものにはならないこと、自治体や財団からの補助金や助成金が活用できないということも覚えておきましょう。
それぞれのAED導入方法に向いている人、向いていない人

AED購入に向いている人
- できるだけトータルコストにかかる費用を安く抑えたい人
- 長期的(5年以上)にAEDを設置したい人
- お住まいの地域の自治体や財団で補助金がおりる人
AEDレンタルに向いている人
- 初期費用を抑えたい人
- メンテナンスや管理の手間を任せたい人
- 短期的なイベントや行事など使用目的が決まっている人
AEDリースに向いている人
- 法人で長期的にAEDを設置したい人
- 初期費用を安く抑えたい人
- メーカー保証のほかに動産保険などを付けたい人
AED購入とレンタル(リース)で維持費の推移とトータルコストを比較してみよう!

一般的にAEDは一括購入かレンタルが多いのですが、それぞれの相場としては
- 一括購入……初期費用で約30万円+消耗品の交換
- レンタル……月額約5,000円
だいたいこのあたりです。
前述したとおり、一括購入の場合は消耗品(バッテリー4年、電極パッド2年)の交換コストが定期的にかかってきます。レンタルの場合はこういった管理やメンテナンスも月額費用に含まれていることが多いです。

おいら、なんだかレンタルのほうが安く感じるよ~。

出典:レンタルと一括購入の単年度費用
これが何度も言うが、購入が長期でみると一番費用が安く済むということじゃ。
実際の相場を見ると、だいたい5年以上設置するならレンタルよりも一括購入したほうが安くなるケースが多いんじゃ。
費用面ももちろん大事じゃが、費用面だけにとらわれて管理や勉強をおこたると本末転倒じゃからの。


まとめ
いかがだったでしょうか?今回はAED導入の3つの方法、一括購入、レンタル、リースの特徴やそれぞれのメリット・デメリットについてお話ししてきました。
リースに関しては法人契約のみなので、個人で導入される場合は一括購入かレンタルで検討してみてください。また販売店によっては、購入でもリースでも取り扱っているところも多いのでまずは問合せたり見積もりをとってもらってから比較するといいでしょう。
さらにイベントごとや行事など短期的なAEDレンタルが必要ならば、無料貸出を行っている販売店もあります。そういった制度も賢く活用していきましょう。