きほん

AEDの維持費とは?定期交換が必要な消耗品2種類の値段、備品の価格やトータルコストなどをまるっと解決しよう。

マサル
マサル
ねぇでんちゃん、AEDって購入したら後は何もお金かからないの?維持費とかメンテナンス費用とかかかるんじゃないの?
でんでん先生
でんでん先生
ふぉっふぉ。たしかにAEDは本体を購入してそれで終わりではない。

部品によっては消耗品じゃから定期的に交換が必要じゃ。そのとき購入費用はかかるよ。

マサル
マサル
はッ!やっぱりそうじゃん!だからさ、結局いくらかかるのかってとこが知りたいんだよおいらは。
でんでん先生
でんでん先生
いいじゃろう。ではここからAEDの消耗品やその交換コスト、その他一般的にかかる備品についてもまとめて解説していくぞ!

AEDを購入して設置・管理するにあたって、費用コストとしては本体代金の他にも

  • 定期的な交換が必要な消耗品コスト
  • 設置に役立つ備品コスト

大きく分けてこの2つがかかってきます。

この記事では、

  • AED消耗品の種類やコストは?
  • どのくらいの期間で定期的に交換しないといけない?
  • AED備品の種類やコストは?
  • 結局AEDって初期費用トータルどのくらいかかるの?

についてわかりやすく解説しています。では

さっそく本題に入りましょう。

AEDの管理維持にかかる消耗品・備品の種類と費用一覧

でんでん先生
でんでん先生
まずは全体像を把握するため、AEDまわりの消耗品や備品をすべてピックアップしてみたから見ておくれ。
マサル
マサル
消耗品は値段だけじゃなくて、どのくらいで定期交換が必要なのかっていう期限も大事だね!

1. 必ず定期的な交換が必要な消耗品

品名 価格目安 消費期限
バッテリー 約3万円 4年毎に交換
電極パッド(大人小児両用) 約1万円 2年毎に交換
電極パッド(小児用) 約1万円 2年毎に交換
※機種によっては必要なし

2. 導入や設置にあたって関連する備品

品名 価格目安 必要レベル
収納ボックス(壁掛けタイプ) 約3万円~5万円
収納ボックス(床置きタイプ) 約4万円~8万円
収納ボックス(スタンドタイプ) 約8万円~15万円
壁掛け・卓上フォルダ 約1万円~2万円
AED救急キット 約4千円
AED設置サインシール 約2千円
AED設置サインボード 約3千円
AEDリュックサック 約1万円~2万
人体模型(上半身) 約3万円~5万円
人体模型(全身) 約10万円~20万円
訓練用AED(トレーナー) 約10万円~15万円
AED救命テント 約2万円~4万円
マサル
マサル
消耗品はともかく、備品ってそこそこいい値段するんだね。
でんでん先生
でんでん先生
まあ備品に関してはすべて揃える必要はないから、必要なものだけチョイスして用意しておくといいよ。

AEDの維持・管理に必ず必要な2つの消耗品

先ほどもお話ししたように、AEDを導入してから維持管理するうえでは必ず

  1. バッテリー(寿命約4年)
  2. 電極パッド(寿命約2年)

この2つは消耗品なので定期的に交換する必要があります。

またAEDのメンテナンス作業としては、以下の2つにわかれます。

  • 日常点検
  • 期限管理

日常点検は、AEDが毎日自動でセルフチェックをして異常がないかを確認し結果を教えてくれるので、それを私たちが目視で確認するだけでOK。

期限管理というのが、ここからお話しする消耗品(バッテリー、電極パッド)の交換を行う作業になります。

必須1. バッテリー

バッテリー

価格相場は約4万円ほど。寿命はだいたい4年のメーカーが多いですが、中には5年もつところもあります。

でんでん先生
でんでん先生
電気ショックを行うための電力源じゃから、これは必ず交換する必要がある消耗品じゃ。

また、AED本体にもそもそも耐用年数というものがあり、これは7年が一般的です。つまり一つのAEDで7年間使用できる状態にしておくためには、少なくとも1回は必ず交換する必要があります。

でんでん先生
でんでん先生
さらにメーカー保証期間というものがあって、これはメーカーによって異なるがだいたい5年のところが多いんじゃ。

この期間内ならば故障や不具合などが起きたときにメーカーが無償で対応してくれるよ。

マサル
マサル
でもバッテリー寿命は4年でしょ?そこで新しいバッテリーに交換したら1年間はいいとして、残り3年は保障してくれないってこと?
でんでん先生
でんでん先生
そうなんじゃ。そこが微妙なところでな、だからメーカーによっては少し価格の安い2年期限のバッテリーも販売しているところがあるんじゃよ。

それにそもそもAED本体の耐用年数は7年のものが多いんじゃ。

マサル
マサル
なんだかなー。じゃあとりあえずAEDの寿命がくるまでに、最低一回はこのバッテリー交換が必要ってことか。

必須2. 電極パッド

電極パッド

価格相場は約1万円ほど。寿命は約2年なので定期的な交換が必ず必要です。

マサル
マサル
AEDの耐用年数が7年だとすると、3回交換が必要になるってことか。

こんなに交換が必要なら、いちいち2年ごとに注文するの面倒だし初めにまとめ買いしようかな~。

でんでん先生
でんでん先生
それはダメじゃマサル君!なぜなら、電極パッドをはじめにまとめ買いしても、すべて同じ時期に交換期限がきてしまうんじゃ。

使用開始から約2年ではなく、メーカー出荷時から約2年と覚えておくように!

マサル
マサル
えー!そうなんだッ!危なかったー。
でんでん先生
でんでん先生
ただし電極パッドは基本的に使い捨てじゃから、一度使って新しいものを注文している待ちの間に万が一AEDが必要になる可能性も否定できん。

じゃから、予備として1つ多めに用意しておくというのは賢い選択かもしれんの。

マサル
マサル
ほうほう、なるほどね~。

あとさ、電極パッドって大人用と子供用と違うの?どっちも購入しないとダメ?

でんでん先生
でんでん先生
それはAEDの機種によるんじゃ。

本体に大人子供のモード切替がついている機種は、電極パッドも大人用(両用)だけでOK。

逆にモード切替がなく電極パッドを替えることによって、大人と子供を使い分ける機種もある。そういう機種にはどちらも必要じゃな。

マサル
マサル
じゃあはじめからモード切替がついてる、どっちにも対応できるAEDを持っておいた方が便利だしコストも安くつくね。
でんでん先生
でんでん先生
そうじゃな。AEDは一般的にモード切替がついてない=本体価格が安いというものでもないから、費用を考えるとそっちがオススメじゃ。
また、オムロンの製品など機種によってはバッテリーと電極パッドが一体型になっているものもあります。AED購入前にどういったタイプなのか、どういった維持費がかかるのかなど事前に見積もりしてもらいチェックしましょう。

消耗品の買換えは、AED本体の耐用年数メーカー保証期間との兼ね合いも照らし合わせて検討することが大切です。どちらもメーカーや機種によって異なるので、現在持っている機種や検討されている機種があればチェックしておきましょう。

詳しくはこちらの記事でも解説しているので合わせてご覧ください。

【寿命】AEDの消費期限はいつまで?耐用年数とメーカー保証期間についてわかりやすく解説します。 AEDは一度購入したとしても半永久的に使用できるわけではなく、メーカーや機種によって差はあるものの一般的には約7...

AEDを設置・管理するうえで代表的な備品

これまでAEDに必須の消耗品について紹介してきましたが、ここからは備品について紹介していきたいと思います。

AEDの備品については必須ではないですが、購入しておくと管理やいざという時に役に立つものも多いので、AED設置に際に検討してみてほしいと思います。

1. AED収納ケース

AED収納ケース

AEDのフォルダや収納ケースには、

  • 壁掛けタイプ
  • 床置きタイプ
  • 卓上タイプ
  • スタンドタイプ
  • ボックスタイプ

などさまざまなタイプがあり、値段もケースのタイプによって約1万円~15万円ほどとかなり差があります。

でんでん先生
でんでん先生
傾防犯ブザーや警報ランプがついたものもあるんじゃ。こういったしっかりしたものは当然じゃが値段も張るの。
マサル
マサル
どれ選んだほうがいいとか、規定とか決まりとかある?
でんでん先生
でんでん先生
適当なもの、好きなものでいいよ。

ただし、屋外に設置するときなどはきちんとしたケースで水やホコリが入り込みにくいものがオススメじゃ。AED本体の故障にも繋がりかねんからの。

2. 救急セット(レスキューキット)

救急セット(レスキューキット)

AEDを使用する時に役立つ小道具がセットになって販売されています。値段はだいたい3,000円~5,000円程度のものが多いです。

中身としては基本的に以下のようなものが入ってます。

  • カミソリ(体毛などを処理するため)
  • ハサミ(衣服を切るため)
  • タオル(水気をふきとるため)
  • 人口呼吸用マウスピース
  • ペーパータオル
  • トリルゴム手袋
でんでん先生
でんでん先生
これらはAEDと必ずセットで常備しておくんじゃ!

いざという時できるだけ迅速にスムーズに心肺蘇生やAEDによる電気ショックを行うために役立つものじゃからの。

マサル
マサル
(…ハッ!そういえばAEDの使い方の記事でも、でんちゃん言ってた!胸毛ボーボーの人とかはカミソリで処理してから電極パッド貼らないといけないんだって!)
【写真あり】AEDの使い方・手順・流れを日本一わかりやすく解説しよう。 日本全国でのAED設置台数は年々増えてはいますが、一般人が倒れている人を目撃して実際にAEDによる救命活動が行わ...
でんでん先生
でんでん先生
他にも入っているものもすべて理由がちゃんとあるんじゃ。これらはAEDとセットで用意しておく方がいいの。

3. AED設置ステッカー

AED設置ステッカー

AEDが設置してあるのを示すためのものです。タイプも色々あって、

  • シールタイプ
  • マグネットタイプ
  • ボードタイプ

などタイプも色々あって値段も異なりますが、どれも数千円ほどでセットで格安で販売されていたりもします。

マサル
マサル
コンビニとか駅とかでもよく見るやつだね!
でんでん先生
でんでん先生
家庭に設置するケースではさほど必要性はないが、不特定多数の人が行きかうような施設や会社などに設置する場合には、これを見やすい位置に設置してAEDの場所をわかりやすくしておく必要があるの。

4. AEDリュックサック、キャリーバッグ

AEDリュックサック、キャリーバッグ
でんでん先生
でんでん先生
AEDを持ち運ぶために役立つアイテムじゃ。遠足などの行事や、課外活動時などに携帯できると便利じゃな。
マサル
マサル
なるほどー。じゃあ保育園とか幼稚園とかそういうところでも活躍しそうだねー。
でんでん先生
でんでん先生
ふおっふぉ。常にリュックに入れたままに保管しておくというのも一つの手じゃの。狭いオフィスなど、場所も取らずコストも安く済んで便利じゃ。

5. 人体模型

人体模型

社内でのAEDや一時救命処置などの講習を行うときに便利な備品です。

  • 全身タイプ
  • 上半身のみタイプ

タイプによって値段も異なりますが、上半身タイプのものなら3~5万円程度が相場です。

マサル
マサル
ひぇ~やっぱりいい値段するんだね。
でんでん先生
でんでん先生
まあ仕方がないの。胸骨圧迫の深さや位置が正しいかどうか音でわかる機能や、人口呼吸で正しく息が吹き込まれれば胸が膨らむなど、見た目だけでなく中身をしっかり作られておるんじゃよ。

6. 訓練用AED(トレーナー)

訓練用AED(トレーナー)

こちらも講習や訓練などの時に、AEDの使い方を知るためのもので相場は10万円ほどです。本物のAEDと同じ大きさや重さで作られていて、実際の心停止を想定してかなりリアルな予行演習ができます。

マサル
マサル
え、これ必要?本物があるなら本物で訓練したらよくない?
でんでん先生
でんでん先生
本物だと、本当に心電図を解析するから訓練なのに「電気ショックは必要ありません」になっちゃうじゃろ?

トレーナーは心電図解析はできないが、リモコンが付いていてアナウンスを操作できるんじゃよ。訓練にはぴったりじゃ。

あと、電極パッドも本物を使ってしまうと交換しないとけないからの。

マサル
マサル
あそっか!なるほどね~おいら納得!

7. AED救命テント

AED使用時のときに傷病者のプライバシーを守るためのテントです。ワンタッチですぐに設置可能なものが多い。

でんでん先生
でんでん先生
とくに傷病者が女性の場合には、こういった配慮は大切じゃな。

処置時に衣服や下着をはだけさせないといけない可能性も高いからの。

マサル
マサル
(……ハッ!そういやAED処置時に女性のブラジャー取るの取らないの議論こっちでやってたッ!
AED救命時ブラジャーはつけたまま?外すべき?女性への配慮4選! 女性の傷病者へAEDによる救命処置を行うとき、衣服をどこまで脱がせるのか?下着やブラジャーは外すべきなのか?いわ...

実際にAED導入にかかるトータル費用を消耗品・備品込でシュミレーションしてみた

AED導入にかかるトータル費用を消耗品・備品込でシュミレーション

では実際にAEDを導入する際に、本体以外にどのくらいの消耗品や備品コストがかかるのか、トータルで試算してみましょう。

例えば、25万円のAED本体を購入するとします。

AED導入にかかる初期費用シュミレーション
  • AED本体……250,000円
  • 両用電極パッド(予備)……10,000円
  • レスキューセット……3,000円
  • 収納ボックス(壁掛けタイプ)……35,000円
  • AED設置シール……10,000円
  • キャリングケース……15,000円

合計……323,000円

一般的にはだいたいこのくらいの見積もりになります。ただ販売店によっては、備品〇点セットのようにセット販売で割引してくれたりしますし、必要最低限のものだけだともっと安く済ませることも可能です。

でんでん先生
でんでん先生
まずはAED機種を決めたら、販売店にどのくらいの費用になるか見積もりをお願いしてみるといい。そこから予算と相談じゃの。
マサル
マサル
これが初期費用で、あとは5年とか7年使うならバッテリーと電極パッドの消耗品の交換費用がかかってくるわけだね。

まとめ

いかがでしたか?今回はAEDの消耗品と備品について解説しました。

メーカーや販売店によってはAEDを購入する段階でそのまま設置・使用可能なセットになっているので、追加でかかるコストはまったくない場合もあります。

とにかくまずは見積もりをしてもらい、あとはご自身の環境に必要な備品を追加で検討されるといいでしょう。

マサル
マサル
AED導入を考えてる人はこっちも参考にしてね~↓